ケンタッキーで流れてる曲を調べた

ぼくはよくケンタッキーに行く。なぜなら糖質制限をしているからだ。痩せたいという気持ちとジャンキーなものを食べたいという相反する気持ちが"止揚アウフヘーベン〜"することにより、糖質の少ないケンタッキーのフライドチキンを食べるという答えに落ち着くのだ。

 

ついでにケンタッキーで作業とかもするので滞在時間は結構長い。すると嫌でもあの曲を聴かなくてはいけない。

 

ケンタッキーケンタッキーケンタッキ〜〜心ハニョワースイッツオーラァ〜イ

 

これがぼくの耳コピの限界だ。でもわかる人にはわかっていただけたと思う。ケンタッキーでいつも流れている曲。いっつも「何?」と思いながら聴いている。すげぇ耳に残るし。ケンタッキーを去る時に残るのはチキンの骨とこの曲だけだ。

 

昨日ケンタッキーの前を通ったら男子高校生の集団が店から流れるその曲に合わせて歌っていた。それにぼくは危機感を抱かざるを得なかった。ケンタッキーは耳に残るキャッチーな音楽で大衆の興味を引いて革命を扇動し、国家を転覆せんとしているのではないか。日本はケンタッキー州の飛び地としてアメリカに吸収され、カーネルおじさん型の自律監視ロボット(KFC-001)に支配された完全統制社会になるのもそう遠い未来ではない。阪神が優勝したときに道頓堀に投げ込まれるのはカーネル人形ではなく、人間かもしれないのだ。

 

 

というわけで前置きが長くなったがあの曲の正体を調べた。歌詞は以下の通り。

逆転ラバーズ

KEN☆tacky

 

We gonna, we gonna make you shine!
You gonna, you gonna make me smile!

精一杯な 僕と 涼しげな You
いつも 見抜かれてしまって Damn it!
でも 気づいたんだ そんな状態さえ
楽しんじゃってる 自分がいるんだ

Oh 認めたくなくて つい 意気がって
ダメダメ Eh Eh Oh! Eh Eh Oh!
相変わらず もう かなわないな Oh my love

ああ今日も どんな難題だって
キミはさらり解いていく
守ってるようで 守られてる
僕も応えるよ!

Can touch it!Can touch it!Can take it!
心 高まるチャンス到来!
Can touch it!Can touch it!Can take it!
ココで逃したらもう 二度と出逢えないC’mon?!
Can touch it!Can touch it!Can take it!
きっと ご馳走は目の前 見とれてるんだ
ねえ もしかしたら もう クセになっちゃう?
We gonna, we gonna make you shine!
You gonna, you gonna make me smile!

ちょっと疲れた? 不機嫌な You
時には頼って Talk to me
上手く言えないし 不器用だけど
力になれたらなんてさ

もしかして 頼れる男は
強い女性(ひと)を包み込む
なら いい女は 弱い僕らを
たくましくするかもね!

Can touch it!Can touch it!Can take it!
心構えはできたかい?
Can touch it!Can touch it!Can take it!
100の言葉よりも 一度の行動でしょ!
Can touch it!Can touch it!Can take it!
イイコトばかりじゃないけど
劣等感さえ もう味方につけて 生きていくんだ
We can touch it!
We can take it!
Yeah, we gonna make it right!

秘めた強さに 僕らは勝てない
憧れは永遠(とわ)に続いていく yeah

Oh ladies!
なんてHow wonderful!Yeah!
I’ll show you my way… Oh baby!

Can touch it!Can touch it!Can take it!
心 高まるチャンス到来!
Can touch it!Can touch it!Can take it!
ココで逃したらもう / 二度と出逢えないC’mon?!
Can touch it!Can touch it!Can take it!
きっと ご馳走は目の前 見とれてるんだ
ねえ もしかしたら もう クセになっちゃう?
We gonna, we gonna make you shine!
You gonna, you gonna make me smile!


引用: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ken-tackey/gyakuten-lovers/

 

 

逆転ラバーズ。 逆転ラバーズ。なんか太字で2回言いたくなるタイトルである。タイトルにつっこむのはやめよう。なんとなく。

 

歌ってる人はなんとV6の三宅健とタキツバの滝沢秀明のユニット、KEN☆tacky。マジかよ、Jかよ、と思った。Jの中でもかなり大物じゃん、と思った。なのでもう何も言えない、これに関しては。

 

そして皆さん1番驚いたのはここだろう。そう、「ケンタッキー」を連呼していると思われていたサビの歌詞はCan touch itだったのだ。そんなことある?衝撃だよ。ちなみにこの衝撃の勢いでこの文章を書き始めた。ルパン三世のオープニングの冒頭が「ルパンルパーン」だと思ってたら「ルパン・ザ・サード」だったやつと同じ種類。

 

 

もしかして 頼れる男は
強い女性(ひと)を包み込む
なら いい女は 弱い僕らを
たくましくするかもね!

 

どういうこと?推測と因果関係がグチャグチャな上にジェンダー的にどうなのという問題も絡んですごいことになっている。約40文字の歌詞でこの世界観を作り出す技術は驚きである。Cool Japan。もうこれは皮肉とかじゃない。すごい。

 

 

Oh 認めたくなくて つい 意気がって
ダメダメ Eh Eh Oh! Eh Eh Oh!
相変わらず もう かなわないな Oh my love

この部分は各自10回、おうちで音読してきてください。宿題です。

 

Oh ladies!
なんてHow wonderful!Yeah!
I’ll show you my way… Oh baby!

ここも。

 

 

逆転ラバーズは大事なことも教えてくれている。

イイコトばかりじゃないけど
劣等感さえ もう味方につけて 生きていくんだ

人生イイコトばかりじゃない。生きていれば辛いことだってたくさんある。人と比べて自分が劣っているように見えてしまうことだって多々あるだろう。でもそれに悩む必要はないんだ。劣等感をバネにして一生懸命努力したり、知らない世界に飛び込んで成功した人はいっぱいいる。人の評価なんて気にしなくていい。自分のやりたいことを必死にやっていれば結果は自ずとついてくるんだから。逆転ラバーズはそう教えてくれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや〜しかしケンタッキーで流れている曲がこんなに深いとはねぇ〜。でもなんかちょっとダサ【以下検閲により削除】

 

KFC法に基づき、以下の文章は社会的に不適切であると判断されたため削除する。ケンタッキー州ジャパン地区におけるKFC本部への侮辱行為には厳格な法的手段をもってこれを罰する。当該文章の作成者の処分は禁錮30年とする。今後現行犯にはKFC-025の判断による銃殺を許可する。