2018-01-01から1年間の記事一覧
ぼくはよくケンタッキーに行く。なぜなら糖質制限をしているからだ。痩せたいという気持ちとジャンキーなものを食べたいという相反する気持ちが"止揚〜アウフヘーベン〜"することにより、糖質の少ないケンタッキーのフライドチキンを食べるという答えに落ち…
僕は意味もなく外に出ようと思った少し喉が渇いていて家の近くの自販機まで行こうと 思った。 午前二時前の外の空気はさらりとしていてまるで夏の夜とは違う、ほんの少し 死の匂いがする僕はそんな空気を肺に満たして封をするそして吐き出す。 髪が伸びっぱ…
ある経験を重ねるごとに、そのものの色が薄れていく。下ろし立てのビビッドカラーはだんだんと淡くなり、いつかは真っ白になってしまうのだろうか。僕は時折そんなことを考える。僕たちは相変わらずいつものスタバで向かい合っていた。「高校最後の夏」は雑…
私は繰り返している。この高校3年生の夏は268回目だ。なぜ繰り返しているのかはわからない。アインシュタインが1世紀考え続けたとしてもきっとわからないだろう。私の繰り返しは科学とか因果を超越したところで行われてるから。こんなこと考えるなら草むしり…
ぼくの住むあたりにいくつか家系ラーメンの店があるのだが、それらの店は大体毎月ラーメン一杯500円の日が設定されている。普段ふかしたじゃがいもで糊口をしのいでいる(マジ)ぼくにとって、その日にラーメン屋に行くことは義務に等しい。雨が降っていよう…
空っぽの頭を絞って文章を書いているとすぐネタ切れになってしまいそうでこわいです。だから最近読んだ本のはなしをするコーナーをつくります。おもしろさとかは特にないです。 『女のいない男たち』村上春樹 村上春樹の短編集。6編。タイトル通り男女間ので…
好きな俳優、女優を聞かれる機会って結構あると思う。「好きな」とは異性として見て惹かれる部分があるという意味でだ。ぼくは好きな女優について訊ねられたら(訊ねられなくても積極的に言ってしまうが)宮崎あおいを挙げ、調子がいい時は吉高由里子も付け…
時折思い出してしまう強烈な記憶というのは誰しも1つ2つ持っているのではないだろうか。その出来事に遭遇したときに刻み込まれた脳のシワをアイロンにかけるのは容易なことではない。ぼくも未だに突然思い出してしまうことが幾つかある。失敗したことや恥…
これは去年の11月頃のことだったと思う。夏は段々と秋色に染まり、朝晩の冷え込みも厳しくなってきていた。大学への往路、身体の体積を可能な限り縮めて寒さに耐えながら歩いていてふと思った。 グレゴール・サムサ と。何を言っているのかさっぱり分からな…
物事には入口と出口がなきゃならない 的なことを村上春樹が小説の中で言ってた。ような気がする。ぼくがこうやって文章を書く場を設けたのはそういう理由です。ありがたいことに、新鮮に感じられることとか刺激に思うようなことがこの雑多な世界に(まだ)たく…